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内蔵しているCPUファンが故障してしまって、分解したiMac。
せっかく分解したので、起動ディスクをHDDからSSDに交換して、パソコンをバージョンアップさせます。
HDDからSSDに交換する利点と、分解、SSDへの換装方法を紹介します。
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HDDからSSDに交換する利点はなに?
HDDからSSDに交換する利点は性能が大幅に向上します。
データの読み込み・書き込み速度が単純に早くなるので、パソコンに負荷がかかりにくくなり、作業効率が上がります。
データの保存やコピーも早くなり、消費電力も少ないのですが、
SSDに内蔵されているフラッシュメモリーは、熱や電磁に弱いので、
故障リスクがHDDに比べて高いのと、復旧や修理してくれる業者さんが少ないのが欠点。
なので、データの保存はHDD。起動や作業にはSSDと使い分ける人が多いですね。
定期的にデータをバックアップしたり、写真や動画を保存する時にはSSDを使う方向で自分も使い分けます。
SSDにグレードアップさせるための道具は?
オープナーと画面用の両面テープ
iMacのモニターはネジ止めじゃなくて、両面テープでとめられているので、分解したあとに接着するための両面テープが必要です。
両面テープにオープナーが付属しているものが多いので、別々で購入するよりも、分解をするためのオープナーがセットになっているものを買いましょう。
SSD
今回は起動ディスクようなので、容量は500GBと少ないものを使いますが、
予算があれば、いま使っているパソコンと同じ容量のものを購入するとデータの移行は簡単になります。
自分は容量が多いと、どうしても保存しちゃう傾向があるので、容量を下げましたが、
大体1TBぐらい買っておけば問題ないですよ(*^^*)
2.5インチ→3.5インチ変換ケース
HDDは一般的に3.5インチというサイズですが、SSDは2.5インチとサイズがHDDと比べて小さいので、
今までと同じところにセッティングしようとするとサイズがあわなくなってしまいます。
HDDと同じサイズに変換してくれるケースを使うと、問題なく設置できます。
あとSSDとHDDはSATAの取り付け場所が違うので、パソコンによっては接続できないことも置きますけど、3.5インチケースを使うと改善できます。
特殊ネジ用ドライバー
パソコン等の精密機器は普通のプラスやマイナスのドライバーじゃなくて、星の形をしたドライバーが必要になります。
CPUファンを取り外す時や、内臓のHDDを取り外す時にも使うので、1つ持っておくと便利です。
自分は以前別のパソコンを分解する時に購入していました。
imacを分解していきます
分解をする前に、今回はSSDに交換する際のデータ移行にTime Machineのバックアップを利用します。
Time Machineのバックアップは、SSDに交換する前に今のHDDの中身を別の外付けHDDドライブに移動する必要があります。
分解をする前に、Time Machineバックアップを利用して、データを保存しておきましょう。
モニターを外して、分解する方法
コンセントを抜いて放電処理をします。コンセントを挿し込んだまま作業すると、壊れたり感電する原因になります。
コンセントを抜いた状態で10分ほど放置したあと、購入したオープナーを、iMacの画面の隙間に差し込んでください。
ここから、コロコロ動かして、接着されている両面テープを切っていきます。
切断していくと、モニターの重さで前に倒れていくので、手で抑えながら、左・右・真ん中と両面テープを切ります。
画面の下にも両面テープがついていますが、構造上切りにくいので、後で切ります。
開いていくと、ケーブルが2箇所付いているので、外していきます。ケーブルの線の部分が断線するとおしまいです。
抜く時には、接続されている場所からゆっくり外してください、力を入れて闇雲に引っ張ると断線します!!
そうすると、内部からモニターの下にアクセスできるので、
画面を傾けながら、オープナーを使って、モニターの下についている両面テープを切断していきます。
HDDの取り外しとSSDの設置
HDDの取り外しは、HDDの隣りにあるスピーカーをずらす必要があります。
ネジは2箇所なんで、簡単に取り外せます。そのままスピーカーを少しずらしましょう。
スピーカーの下にHDDを固定している金具を外すネジが隠れているので、その2つを外すとHDDが取り外せます。
取り外した金具は、このあとも使うので、ちゃんと保管してください。
購入したSSDを3.5インチのケースにつけて、ネジ止めをしてから、
HDDと金具を固定するピンがHDDについているので、購入した3.5インチ変換ケースに取り付けます。
これであとはさっきと逆の手順でSSDをつけていきます。
SSDの初期化とOSの再インストール
SSDを交換して何も指定ない状態で起動すると、黒い画面になります。
このままでは何もできないので、LANケーブルを接続して、
インターネットを接続して起動すると、インターネットに接続して復旧が開始されます。
インターネットに接続されると、MacOSユーティリティが開きます。
何もしていない、状態のSSDを利用する場合は、ディスクユーティリティを起動して、SSDをフォーマット。
その次にMacOSを再インストールすれば、普通に新品のパソコンとして利用できます。
HDDのデータをクローンしたSSDを使うか、「Time Machineバックアップから復元」を使います。
Time Machineを使って、データを復元しよう
SSDの交換だと、macPCが一台の場合は、起動ディスクからの移行ができないので、Time Machineバックアップから復元します。
分解する前に作っていたTime Machineのバックアップを選択して「続ける」をクリック
転送に必要な空き容量が不足していると移動する情報だけ選択してくださいと言われます。
基本的には、アプリケーション・その他のファイルとフォルダ・システムとネットワークのデータを移行すれば、大丈夫です(*^^*)
移行が完了すれば、そのまま前のHDDの状態と、中身のデータはほぼ同じ環境でパソコンを使えます。
Time Machineを作り忘れた人への裏技
Time Machineでバックアップするのを忘れた人は、SSDにOSを入れたパソコンに、取り外したHDDをHDDケースに入れてUSBで外付けで接続しましょう。
HDDがついていないケースだけのものを利用します。自分は予備のハードディスクケースがあったので、購入はしていません。
外付けでHDDを接続すると、内臓のハードディスクが2つ表示されます。1つは交換したSSD。
もう1つは今まで内蔵に入っていたHDDになります。
システム設定から「一般」その中にある「起動ディスク」をクリックします。
そうすると、外部に取り付けたHDDから、パソコンを起動できます。
この状態で、SSDにデータを移動したり、SSDをクローン化したり、外付けHDDにクローンを作成したりするといいですよ。
今までのHDDは外付けにして、いつでも起動ディスクにできるようにしておくことにしました。
まとめ
今回はSSDへの換装の仕方を紹介しました(*^^*)
CPUファンが壊れた時には、パソコンが壊れたぁ〜〜〜!!ってなって、
ホントどうしようかなって思ったけど(泣)
これがいい機会って思ってSSDに交換しちゃいました♪
でも、外付けにしても、こうやって使えるっていうのは、やっぱりMacだからなのかな??
今度色々試してみたいと思います!!